2019.11.27 13:05ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君/おおぞらに戦う/すぎやまこういち8以前のドラクエのラスボス曲は魔王の威厳や恐ろしさを表現した曲が多かったのですが、この曲は敵サイドであるドルマゲスのモチーフと勇者サイドの曲として捉えられるおおぞらをとぶのモチーフが入り混じっており、勇者一向とラプソーンの激闘を描いているように思えます。ラスボス曲でこんなにもおおぞらをとぶのモチーフで展開させられると、イヤでも胸がアツくなります。(実際の絵はシュールだけど)レティスに乗りながら巨大な敵と戦うというアツいシチュエーションも相まって、初めて聴いたときはしばらく何もせずに曲を聴いていました。
2019.11.13 13:34SPACE INVADERS EXTREME for STEAM/Future Extreme 20XX/COSIO要はEDMなんですが、ゲームと完全にマッチすることで他メディアでは体験できない快感を味わえます。このゲームの凄いところは、全ての演出が音楽と合っているところに尽きるでしょう。画面上の演出だけではなく、ゲームの展開、効果音全てが、インタラクティブに変化していきます。特に凄いと思ったところが、効果音。ステージによって異なるBGMに対して、固有の効果音が用意されています。つまり、自機のショット音からUFOが飛ぶ音、インベーダーを撃破した音、バリアを壊した音…ほぼ全ての効果音がBGMの雰囲気に合わせているわけです。なのでこのゲームに関しては、サントラを聴くよりゲームを遊んでいるほうが音楽を楽しめます。このゲームの音と演出のシンクロにかけるこだわりはショット音に...
2019.11.09 15:18ドンキーコング トロピカルフリーズ/月夜の巨大魚!ロケットバレル(正式名称不明)/David WiseやっぱりDavid Wiseといえばとげとげタルめいろですよね。もちろん原曲も最高ですが、トロピカルフリーズのアレンジも相当凄いです。こういうゲーム音楽史上に名を残す名曲は、ファンの手によってアレンジされることが多いため、既存のアレンジと被るんじゃないかと余計な心配をしまいます。しかし、ご本人は我々の想像を軽く上回ったアレンジをしてくれました。原曲のStickerbrush Symphonyは元々水中の曲として作られたらしいですが、このアレンジでは水中というより森とか密林を思わせる楽器構成で、元のゲームの世界観に合った曲になったイメージです。トロピカルフリーズではロケットバレルに乗るまで/乗った後の短いステージ間でしか流れず、非常にもったいないですね…...
2019.11.07 14:33ポケットモンスター サン・ムーン/戦闘! しまキング・しまクイーン/一之瀬剛ボス戦の曲は基本的にボスの強大さだったり緊張感を全面に出した曲が多いため、マイナーになりがちですが、この曲は思いっきり明るい曲で感動すら覚えます。他のゲームでもボス戦でメジャー進行が使われているとたいてい好きになってしまいます。この曲は一之瀬さんらしさが全面に押し出されている曲で、サビ前のベース、メロディもコードも完璧に一之瀬さんです。
2019.11.05 14:45マリオ&ソニック AT ソチオリンピック/フローターランドのアレンジ(正式名称不明)/横田真人(作曲)SEGA Sound Teamのどなたか(編曲)実は名アレンジ揃いのマリオ&ソニックシリーズ。マリオギャラクシーのフローターランドがなんとダブステップ風にアレンジされています。原曲はオーケストラ構成の重厚なサウンドだったので、このアレンジにはびっくりしました。編曲者がSEGA Sound Teamでまとめられているので、具体的にどなたがアレンジしたのかきになるところです。新作の東京オリンピックでは、どんな名アレンジが誕生するのか、目が離せませんね。
2019.11.03 10:33Cuphead/Introduction/Kristofer Maddigan1930年代のアニメーションをモチーフとした激ムズゲームですが、音楽もそれ相応の世界観を持っています。全体的にジャズで統一されており、そのひとつひとつのクオリティがとても高いです。しかも凄いのが、全ステージに専用の曲が充てられており、被り曲がないところでしょう。さらには、ゲームの構成がほとんどボス戦のため、大多数がアップテンポな曲であり、前述のとおりジャンルはジャズで固定されているので、こういう場合曲調が似通る可能性があるのですが、似たような曲は一切無いのがとても凄いです。この曲はストーリー説明で流れる曲なのですが、やたらとテンションの高い曲でゲームに期待を持たせてくれます。STGにおいて1面の曲に力を入れるのと同じ理屈ですね。