2020.04.12 13:54不思議のダンジョン2 風来のシレン/廃坑/すぎやまこういちこれぞすぎやま先生!!と言わんばかりの、不気味さの中に美しさを感じるメロディが素晴らしいです。秘境を目指すシレンが安住の地である山頂の町をいよいよ旅立ち、もう後戻りが出来ない苦難の道を進むという不安と挑戦の心情を表しているかのようなメロディです。そして一番の見どころは、廃坑パート後半の断崖の岩屋に差し掛かるとロック調のベースとパーカッションが加わる点です。これがホントにカッコよく、今までの雰囲気をガラっと変えてくれます。難易度的にも火炎入道やパコレプキンが登場し、予断を許されない状況が続きます。すぎやま先生は本当にこういうひとつの曲を様々に展開させるのが上手いです。ドラクエ以外でも存分に発揮されているのが堪らないです。
2020.03.03 14:10トルネコの大冒険2/トロ遺跡/すぎやまこういちトルネコシリーズの音楽はすべてドラクエ4の武器商人トルネコのアレンジとなっています。この時点ですでに凄いのですが、1曲1曲のクオリティが相当高い点が凄いです。トロ遺跡ももちろん武器商人トルネコのアレンジで、パーカッションとシンセで奏でられる太いベースがとてもかっこよく、あのおっとりとした原曲からとてもカッコよく進化しています。1曲をここまで表情豊かに展開できるのはさすがすぎやま先生としか言いようがありません。この曲はトルネコ2のサントラに収録されているのですが、なぜかトルネコ2だけキングレコードではない所から出版されているため、残念ながら廃盤となってしまっています。しかしながら、ゲーム音源+生演奏のアンサンブルというかなり先進的な取り組みがなされている...
2019.11.27 13:05ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君/おおぞらに戦う/すぎやまこういち8以前のドラクエのラスボス曲は魔王の威厳や恐ろしさを表現した曲が多かったのですが、この曲は敵サイドであるドルマゲスのモチーフと勇者サイドの曲として捉えられるおおぞらをとぶのモチーフが入り混じっており、勇者一向とラプソーンの激闘を描いているように思えます。ラスボス曲でこんなにもおおぞらをとぶのモチーフで展開させられると、イヤでも胸がアツくなります。(実際の絵はシュールだけど)レティスに乗りながら巨大な敵と戦うというアツいシチュエーションも相まって、初めて聴いたときはしばらく何もせずに曲を聴いていました。
2019.04.28 12:26スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団/勇車バトルの曲(正式名称不明)/すぎやまこういちすぎやま先生のバトル曲は品があって良いですよね。マーチ調のバトル曲というのも珍しいですが、節々にすぎやま先生らしさがちりばめられています。アルペジオ主体のメロディ、ブラスの差込み方など、聴きどころが沢山あります。いつものパターンですが、一番の問題点はサントラが出てない点です。ドラクエのスピンオフはモンスターズ1と2、初代トルネコ以外全くサントラ化されていないのが不思議でなりません。スライバ戦の曲なんてDQMJシリーズで猛烈に使われていて人気も高いのに、なぜサントラが出ないのか…。スピンオフ作品のサントラ、ずっと待ってます。
2019.03.29 16:06ドラゴンクエストVI 幻の大地/エーゲ海に船出して/すぎやまこういちドラクエの海の曲は全て好きですが、6のものが一番海の神秘性、奥ゆかしさが表現されていると感じます。6は本当にデータが消えやすく、幼い頃に繰り返しプレイしたものです。当時から印象深いこの曲は、サンマリーノの港にてようやくこの曲を聴くことができるため、ここがひとつの到達点となっておりました。それにしても上記動画の通りドラクエ10でも使用されていますが、コレがまた合いすぎなんですよね。美しい水の中の世界観にマッチしています。りっきーDの選曲センスも素晴らしい。
2019.02.16 15:50ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて/序曲XI/すぎやまこういちドラクエも挙げ始めたらキリがないのですが…とりあえず序曲を。初代の流れがあってのこの曲ですが、イントロがズルすぎます。ドラクエXのコンサートに行った際、アンコールでこの曲が演奏されました。ドラクエのコンサートに行くと毎回序曲で泣くため、まさか2回も泣くとは思いませんでした。ドラクエのコンサートは大体毎月どこかしらでやっているので、お近くで開催された場合は是非とも行って下さい。生の迫力を耳で、そしてカラダで感じてください。音楽に対する評価がガラリと変わるハズです。