ストEX、プルムプルナの曲ですな。アラビアンの雰囲気たっぷりの民族風曲です。注目すべきはメロディを奏でるサントゥールですね。何重にも音が重なっていて凄く綺麗な響きをしています。特に33秒~ではメロディの裏で全く別のフレーズをサントゥールがこっそり奏でているが凄く良いですね…。サビのギターもカッコいいし、とにかく完璧な曲です。
Crowded Townと同じく、この曲も実は相当アレンジされています。初出のストEXから始まり、ストEX(PS版)、EXアレンジアルバム、テクニクティクス版、テクニクティクスリミックス版と、なんと5パターンもあります。PS版を基本形として、かなりスローになりサントゥールが聴き取り易いアレンジアルバム、緩急が付いてハード寄りになったテクニクティクス版、更にそれを安井さんがアレンジしたテクニクティクスリミックス版、どれも好きです。
ストEXとPS版は現在も販売しているFIGHTING EX LAYERのサントラで聴く事が出来ます。しかしこのサントラの魅力はそれだけではありません。なんとPS版EXの一部楽曲のマルチトラックデータが収録されている点です。
マルチトラックデータとはつまり、マスタリングする前の楽器ごとの音が収録されています。つまり、作曲者が作成した時点での音楽をパートごとに楽しめてしまうという、とんでもないオマケが付いています。コイツをDAW等に取り込ませてみると、プロの仕事を垣間見ることが出来ます。ひとつの音だけじっくり聴き込むも良いし、パーカッションだけ再生して何の曲かクイズしてもいいし…。シンセのスネアと普通のスネアをこう使い分けするのか、と発見も多いです。前述したメロディの裏のサントゥールもコレで気付きました(街角サントゥールと名づけられている)。
ちなみにこれまたCrowded Townと同じく、グルコスになぜかテクニクティクス版が収録されているので、現行の音ゲーで遊べます。てくてくビートコラボという建前ですが、コレは実質ストEXコラボなのです。
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