2020.05.31 10:52ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア/戦闘!バトルシャトレーヌ/一之瀬剛(作曲)黒田英明(編曲)エメラルドのバトルフロンティア(リメイクではバトルリゾート)のフィールド曲をアレンジしたものです。一之瀬さんが初めて作曲した戦闘曲ということですが、とてもドラマチックですよね。インパクトのあるイントロがバトルフロンティアのリーダーという相手の強大さや対面する緊張感を描いていますが、次第に緊張感が解けていき、純粋に真剣勝負のバトルを楽しんでるかのような展開が凄く良いです。具体的には、サビ前の1:00頃からホ長調からハ長調へと転調しています。原曲はエメラルド版で初登場ですが、このエメラルド版のフロンティアブレーン戦までにたどり着くのがとても大変で…。運と実力で勝ち続け、ようやく迎えたフロンティアブレーン戦で満を持してこの曲が流れると、あまりのアツい展開に涙...
2020.05.22 14:03カービィのエアライド/マグヒート/酒井省吾言わずもがな、エアライドも全曲良いですね。マグヒートはとくにサビにチカラが入っていて、まずグルメレースのフレーズが用いられていること、そして、コースの展開とシンクロしている点がとても良いです。ふつうのテンポで遊んでいたら、視界が開け、プロミネンスのような火竜が飛び交うマグマの池に差し掛かる展開とサビがシンクロするのが美しいですね。レースのスピード感と火山の暑苦しさの両方を備えた素晴らしい曲だと思います。
2020.05.18 13:58蒼穹紅蓮隊/雲海降下/崎元仁3面の曲です。このゲームの最初の関門である、3面です。曲名どおり、米加州上空5000mから峡谷へ降下するステージとなっており、敵の激しい攻撃をかいくぐりながら雲海を抜けていく緊張感のあるシーンです。音楽もそれに似合うかなりシリアスな曲となっていて、後のステージ等でもアレンジされている、このゲームのメインテーマ的な曲です。蒼穹紅蓮隊全体に言えることですが、90年代後半のアーケードゲームにしては珍しく、オーケストラを主軸に置いたサウンドになっています。オーケストラの楽器(主にストリングス等)は騒がしいゲーセン内では音がかき消されてしまう可能性があります。実際に、秋葉原HEYなどで筐体で遊ぶと、音が埋もれてしまって聴こえづらさを実感します。そこまでして世界観...
2020.05.13 11:30ポケモンコロシアム/スタジアムのセミファイナル戦(正式名称不明)/多和田吏誰がどう聴いても超絶カッコいい要素しかないですね。繰り返されるスラップベース、重低音で響くシンセ、ブラスとピアノで刻まれるリズム、泣きの入ったギターとシンセのメロディはずっと記憶に残っています。ゲーム全体を通してみると、そこまで聴く機会の多い曲ではないのですが、小学生のころに遊んだ自分にとっては「なんてカッコいい曲なんだ…」と、感動した覚えがあります。ポケモンコロシアムも、続編のXDもバトレボも、音楽は全体的に上品なイメージがあります。ピアノやストリングスがそういう雰囲気を醸し出しているのでしょうが、やはり多和田さんのピアノは群を抜いて凄いです。
2020.05.07 13:51ゼビウス3D/G/Area1/佐宗綾子ゼビウスの音楽のアレンジは色々ありますが、個人的にはこのアレンジが正統進化というか、原曲のフレーズをうまく活用していると思っています。原曲のミニマルなフレーズを軸に、さまざまに肉付けしています。その肉付けの仕方が実に勉強になります。ちなみにゼビウス3D/Gの作曲陣についてですが、アーケード版とPS版で異なっています。アーケード版は佐宗さん、細江さん、佐々木宏人さん、佐野さんの4名ですが、PS版は佐々木さんと佐野さんをはじめ、岡部啓一さん、石川哲彦(LindaAI-CUE)さん、荒川美恵さん、石井悦夫さん、遠山明孝(AJURIKA)さんという、今考えるととんでもない面子が加わっています。AC版のスィープの方々と言い、ホント90年代後半のナムコ作曲陣はヤバ...