OGR/小倉久佳音画制作所

これだけ聴くと「OGRさんがPSG音源なんて珍しいナァ」なんて感想なんですが、なんとOGRさんはこれを歌詞付きでセルフアレンジされています。そして、コレがまた凄い！！！OGRさんらしい生音と電子音が入り混じった、独特の世界観が感じ取れるようになります。そしてボーカルがついた事で、ファミコンのピコピコした音からでは想像もつかないようなメッセージが含まれているのに気付きます。これのCDの入手がいつだったかのコミケで発売されただけなので、これの知名度はそんなに高くありませんね。とんでもなく完成度の高い曲なので、今後どこかのアルバムに収録されると嬉しいですね。
この曲はダライアスの純正筐体で聴いてこその曲だと思います。まずボディソニックの振動と共に迫り来るベース、そしてガンガン突き刺さるように鳴り響く和音、ラスト前とラストの低音による振動はまさにラスボスである鯨の威圧感を表しているように思えます。筐体の迫力は本当にオーケストラコンサートと同じ感覚で、自宅のオーディオで聴くとかなり物足りなく感じます。ダライアスの純正筐体はメーカーの想定している稼働時間をとっくに越えているので、この迫力を体験できるのも時間の問題となっているでしょう。是非とも純正筐体で遊んでみてください。そしてこの迫力をひとりでも多くの方に体感して欲しいものです。