2020.08.22 12:39勇者ヤマダくん/壊滅鉄道王の歌/杉山圭一ホントにこの曲のすべてが最高なんですよね。ボスであるナマズンダと対面したときの重厚なサウンドとは一転、魔列車が動き出したとたん、この陽気な曲調の曲に変化するのがわけわからなくて最高です。しかもこの曲、歌詞が絶望的に暗いんですよね。社会の理不尽で心が崩れていく様子を、このみんなのうたで流れてそうな明るい曲に乗せて歌っているのが凄いです。ぽっぽー!という合いの手もわけのわからなさに拍車を掛けます。どういう感情で聴いたら良いのかわかりません…wこの曲もそうですが、とにかくこのゲームの音楽には日本語が活躍しています。レベルアップなどのファンファーレもすべて声ですし、ちょっとしたイベントの曲にも謎の合いの手や歌詞が乗ってたりして、サントラを聴いてるだけでも楽しい...
2020.03.08 12:58マリオカート8/ビッグブルー/石田尚人(作曲)永田権太(編曲)もう言うことはないくらい完璧ですねコレは。アレンジの面で言えばギターとサックスのバトルが超絶カッコいいです。しかも奏者がみんな死ぬほど上手いので、どのパートも聴きごたえがあります。マリオカート8という神ゲーの最終アップデートで追加された最後のコースがまさかのビッグブルーで、任天堂のF-ZEROに対する情熱を感じることが出来ました。このコースは隅から隅までF-ZEROになっていて、コースが始まるファンファーレも初代F-ZEROに置き換わっているし、最終セクション通過時のジングルもF-ZERO Xの”Yay! The final Lap!”というボイスが流れる凝りよう。クリア後のリザルトもF-ZEROのエンディング曲になっています。このアップデートと同じタ...
2020.02.06 13:20スーパーマリオ オデッセイ/スチームガーデン/近藤浩治上記ツイートにも書かれていますが、森の曲なのに60年代のブルースみたいなアプローチをしている点がまず凄いです。普通とは異なるアプローチだけれど、機械の要素があるからかはわかりませんが、妙にステージにマッチしているのが不思議です…。今までの近藤さんの曲と比べるとかなり異質な曲だと思いますが、洋楽好きだという氏を鑑みると、この曲が産まれたのは必然なのだなあと感じます。こういう曲を作る近藤さんも凄いし、何より判断を下した制作陣は偉大だと思います。クッパ城といい、マリオオデッセイでは近藤さんの真髄を感じることが出来てとても満足です…。
2019.11.09 15:18ドンキーコング トロピカルフリーズ/月夜の巨大魚!ロケットバレル(正式名称不明)/David WiseやっぱりDavid Wiseといえばとげとげタルめいろですよね。もちろん原曲も最高ですが、トロピカルフリーズのアレンジも相当凄いです。こういうゲーム音楽史上に名を残す名曲は、ファンの手によってアレンジされることが多いため、既存のアレンジと被るんじゃないかと余計な心配をしまいます。しかし、ご本人は我々の想像を軽く上回ったアレンジをしてくれました。原曲のStickerbrush Symphonyは元々水中の曲として作られたらしいですが、このアレンジでは水中というより森とか密林を思わせる楽器構成で、元のゲームの世界観に合った曲になったイメージです。トロピカルフリーズではロケットバレルに乗るまで/乗った後の短いステージ間でしか流れず、非常にもったいないですね…...
2019.11.03 10:33Cuphead/Introduction/Kristofer Maddigan1930年代のアニメーションをモチーフとした激ムズゲームですが、音楽もそれ相応の世界観を持っています。全体的にジャズで統一されており、そのひとつひとつのクオリティがとても高いです。しかも凄いのが、全ステージに専用の曲が充てられており、被り曲がないところでしょう。さらには、ゲームの構成がほとんどボス戦のため、大多数がアップテンポな曲であり、前述のとおりジャンルはジャズで固定されているので、こういう場合曲調が似通る可能性があるのですが、似たような曲は一切無いのがとても凄いです。この曲はストーリー説明で流れる曲なのですが、やたらとテンションの高い曲でゲームに期待を持たせてくれます。STGにおいて1面の曲に力を入れるのと同じ理屈ですね。
2019.05.26 11:57Yooka-Laylee/Tropic Trials/David WiseやっぱりDavid Wiseは最高ですね。僕の音楽の基礎であり、目標であり、心から尊敬している音楽家のひとりです。アンビエント好きになったきっかけでもありますね。サンゴの海やとげとげタルめいろはそれぞれ海、森が舞台のアンビエントでしたが、Yooka-Layleeのこの曲は南国が舞台となっています。ホントに雰囲気を作るのが上手すぎます。ちなみに上のトレーラーはゲーム中に聴けるものと異なっていますね。この曲は発売前のバージョンもあり、何度も作り直された痕跡があります。いかにこの曲を大切にしていたかを伺えます。Yooka-LayleeのサントラはSpotifyで配信されている他、Steamでゲームを購入すると付いてきます。良い時代になったものです。
2019.05.12 11:47大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL/ギャラガ メドレー/大野木宣幸(作曲)高濱祐輔(編曲)こういうショートミュージックやSEを組み合わせたリミックスって大好きなんですよね。しかもちゃんとナムコのC30音源を使っている点が素晴らしいです。まさかスマブラでギャラガの音楽を聴けるとは思っていませんでした。スマブラはこういう良いトコ取りの曲が多いのが魅力です。2分半にいくつもの曲がメドレー形式で詰め込まれているので、お得です。スマブラをきっかけにゲーム音楽に耳を傾ける人が増えてほしいですね。
2019.04.27 13:52BLACK BIRD/禍々しき黒い鳥となりて―何というおぞましき事でしょうか!/谷口博史谷口さんは最新作でも架空の言語でオペラをやっています。以前にも取り上げましたが、ギフトピアのオープニング曲が大好きで、こういう曲をもっと聴きたいとずっと思っていました。全ステージがオペラ調で構成されているため、もうずっと満足でした。このゲームは任意スクロールなのですが、面白いところは、音楽に合わせて敵が出現する点です。つまり、自分の好きなところに敵を出せるため、稼ぎのパターンを構築するのがとても楽しいゲームになっています。シューティングにおいて音楽と演出をシンクロさせる手法はずっと昔からありましたが、音楽を覚えることがハイスコアに繋がるというゲーム性はかなり斬新でした。(曲の何ループ目まで稼ぐ、とかはあったけど。)とにかく凄いゲームなので是非遊んでくだ...
2019.03.23 03:00スプラトゥーン2/リップル・リフレイン/峰岸透音楽に歌詞はつきものですが、声を音として捉えた場合、歌詞に意味は必要無く、声の響きや声色が曲にマッチしているかを重視するほうが音楽として大切ではないかと考えています。そういう意味でスプラトゥーンの曲は実に丁寧に作られていると思いました。さらに恐ろしいことにスプラトゥーンにはかなり攻めた曲が多いです。世界観と音楽が密接に結びついているこのゲームはゲーム音楽のひとつの到達点だと思います。同じく架空の言語を用いているゲーム音楽にギフトピアやBLACK BIRDがありますが、それとは全く異なるアプローチの仕方で聴いていて楽しいですね。それにしてもここ数年の任天堂の音楽のクオリティは尋常ではないですね。ホントホント。
2019.03.22 11:00スーパーマリオ オデッセイ/Jump Up, Super Star!/久保直人はっきり言って超絶カッコいいです。今までこういうブロードウェイミュージカルのようなものはあまり聴く機会が無かったのですが、この底抜けの幸福感は聴いていて元気になりますね。ゲーム中でも激アツなシチュエーションで流れるため、あまりの出来の良さに感動してしまいました。「ニュードンクシティ」の名のとおり、イベント中は街全体が初代ドンキーコング風味に彩られていて、そこに合わせるように、初代ドンキーコングのフレーズが使われている点でもう鳥肌です。スマブラにもこの曲がニュードンクシティのステージと共に収録されていますが、あまりに好きすぎてニュードンクシティではこの曲しか流れないよう調整している程。ちなみに上記動画のパフォーマンスは実際にニューヨークで行なわれていて、...
2019.02.27 12:00ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド/高地/片岡真央高地に限らないんですが、BotWのフィールド曲はなんと言っても無音が美しいです。ホントに音の少なさにびっくりしました。足音や環境音も含めてBotWのフィールド曲は成り立っているんですね。ホントにオープンワールドに相応しいフィールド曲だと思います。しかし上の1stトレーラーは今見ても鳥肌立ちまくりですね…。一通り遊んでいてもとても面白そうに思えます。間違いなく2017年No.1のゲームです。
2019.02.24 11:15マリオ+ラビッツ キングダムバトル/Mid Boss Mayhem/Grant Kirkhopeマリオ+ラビッツの曲って実はバンカズやDK64でおなじみのGrant Kirkhopeさんなんですよね。まさかマリオの曲を氏が担当するとは夢にも思っていませんでした。氏の作家性が爆発していてマリオ感はあんまり無いですが、バンカズ好きには堪らない曲が揃っています。バンカズやDK64で育ってきた身としてはこの曲は刺さりまくりです。メロディがもう最高。最近の氏の楽曲はフルオケの生演奏であることが多いので、迫力満点です。生で聴いてみたいですな。実はUBIのゲームの一部はYOUTUBEで公式からサントラ動画が配信されています。その上でiTuneで購入出来るため、愛が試されますね。